東京一極集中の弊害とその解決策 『東京は住みづらい』『東京は危険』
・東京一極集中とはなにか
「日本において政治・経済・文化・人口など、社会における資本・資源・活動が首都圏(1都3県の中でも特に東京都)に集中している状況を言う。」
・都市圏人口が多すぎる
日本の都市圏人口は約3800万人で世界一です。
1位東京(日本)3800万人
3位デリー(インド)2700万人
3位ソウル・仁川(韓国)2700万人
5位マニラ(フィリピン)1800万人
(2017年)
ただし、韓国やマレーシアでは首都機能移転による大都市問題への取り組みをすでに取り組んでいるため、一極集中は解消していく姿勢にあります。
・都市圏に人が集まりすぎ
全国の人口は減っているにも関わらず、首都圏の人口だけが増え続けています。
もちろん、他の地方圏は人口の大幅な流出超過となっています。
↓人口の東京一極集中による弊害↓
・交通渋滞
・住宅地等の不足による遠距離通勤
・通勤ラッシュ
・地価高騰
・人口空洞化
・需給のアンバランスなどによる居住環境の劣化
・環境の悪化
・インフラ整備不足の恒常化
・ユーティリティの不足
・災害発生危険度の増大
地震などの災害が起きたときには一気に何もかもが崩れます。
死ぬ危険性も高いです。
自然災害リスクは世界で群を抜いて1位です。
・社会病理の発生
・廃棄物処理の困難
二次災害として、少子化が挙げられます。
私は特に、少子化が問題だと考えています。
・少子化の原因は東京一極集中
若者が人口再生産力を持っているのに、特に地方圏の若者の流出が非常に多いため、結婚する環境に適していない都市部で晩婚化・晩産化が進んでしまっています。
希望出生率は高いにも関わらず、出生率が低いのは婚姻率が関係しています。
婚姻率と出生率には深い相関関係があります。
特に日本においては、他国と違い婚外子や非嫡出子が極めて少ないため、婚姻率は出生率へ大きな影響を与えます。
・低水準の婚姻率の原因
1.保育所の不足を初めとする保育環境の貧弱さ
特に大都市では、人口が多く子育てサービスに対するニーズが大きいため、保育所が対応しきれていません。
地方では待機児童は非常に少なく、東京をはじめとする大都市での企業の保育所はベビーシッターの活用はコストの上昇へと繋がり、若年世代は特に打撃を受けると考えられます。
そのため、大都市から地方へと分散されれば待機児童は解消され、また親の元で子育てをすることが可能であれば協力を得て、地域・社会で低コストかつ仕事を続けながら育てていくことが可能であると考えます。
2.子育てコストが高い
1990年代以降、若年世帯の所得水準は停滞しています。
特に都市部はコストがかかります。
これらの問題によって仕事を続けながらも子育てをしようというキャリア女性は多くはないでしょう。
この問題に対して、育児費用を削減する努力する必要があります。
不必要である公共サービスを削減する余地があります。
それらの改革やこれから施行される増税分を育児費用等に使っていくべきではないでしょうか。
もう一つの解決策として1つ目の地方に分散し親の元で、地域で育てるというのに加えて、その地域で働く環境を整えることが重要になります。
在宅勤務制度であったり、短時間勤務など、企業が環境を整えるとともに、政府が企業にそうさせられるような制度や政策の提案が必要です。
・少子化の何が問題か
・人口減少によって生産性、労働力の低下、消費の停滞→経済成長の減速
○解決策
・子供が多い世帯ほど有利な税制や社会保障制度
・首都機能移転
・子育てにしやすい環境づくり
○おわりに
一極集中を解消するだけで無く、地方中核都市でコンパクトシティを構築し、過疎化、過密化を起こすことのないように、バランスのある「選択」と「集中」を行いながらの発展が必要だと考えます。
これは日本の限られた財政を満遍なく振り分けるのではなく、県域単位に有能な産業や雇用の芽を見出し、若い人たちの雇用の場の開拓に集約して用いるということです。
また「首都機能移転」政策だけでなく、地方における大学などの教育機関や雇用機会の整備など複合的な仕組みの構築が必要であり、さまざまな議論はあるが一刻も早く対処しなければならないため、短時間で最小限の政治的コストでできる対策が必要です。
今、かねごんは『ミノ村プロジェクト』という箕輪康介氏が立ち上げた村づくりエンターテインメントに参加しています。
まさに、この東京一極集中の解消を手助けする『コンパクトシティ』のような街を作ることができるかもしれないです。
私が書いた論文以上に工夫があり、エンタメ性に富んだ素晴らしい街づくりを目指しているので、是非チェックしてみてください!↓↓
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まだ村人も募集してるので良ければ、一緒に街づくりをしましょう!!!(2019/11/27現在)
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