銀行口座維持手数料について 日本は異常
北海道はとても寒いと改めて認識してる11月15日。
そばを食べて、ストーブガンガンにしてるかねごんです。
9月19日、全国銀行協会長が記者会見で、タイトルの口座維持手数料について言及して以降、各メディア、ネット上で議論されている「口座維持手数料」について書いていきます。
○概要
・口座維持手数料とは・・・
銀行口座を維持するために必要なコストを預金者から徴収する手数料のこと。
口座維持手数料の導入は長年の間、検討されていた。
欧州、米国では、口座維持手数料は一般的に導入されている。
また、SMBC信託銀行やりそな銀行でも一定の条件で、口座維持手数料が掛かるシステムは既に導入されている。
○口座維持手数料の導入要因
・マイナス金利政策の影響
マイナス金利政策が続いているため、銀行は苦しい状況にあります。
前まではお金を預けてもらって、それを資金に融資を行なって、利ざやで稼いでいた。
現在は以前よりも非常に収益が下がっています。
そのため、手数料ビジネスを行わざるを得ない環境になったと言えます。
あくまで、銀行のサービス向上と一緒に考えるべきだと、銀行協会長は発表しています。
とはいえ、そのモデルが崩れてきたから、手数料取りますっていうのは銀行も都合が良すぎると感じます。
だったら最初から数十円でいいから取るべきだったと今更ながら思います。
○関連事項
・通帳発行は高い手数料を取っていい
インターネットバンキングが一般的に使われている今、通帳で預金残高を確認する人も減ってきていると思います。
通帳の発行は、その度にコストが掛かってしまいます。
私個人の話をすると通帳は一回くらいしか記帳してないです。
持つ意味がないからです。
スマホで見れますからね…
コストが掛かることを無料でやる必要はありません。
既に有料化していってる金融機関もありますが、すべての金融機関が行うべきです。
○終わりに
私は、銀行口座維持手数料の導入は賛成です。
なぜなら、お金を安全に守ってくれているのにもかかわらず、無料というのは理に適ってないからです。
しかも、元金1000万円までは補償されるという素晴らしいサービスがあるにもかかわらずです。
今まではサービスで無料にしていただけで、維持手数料が掛かるのが当たり前だと考えます。
そのサービスを無料で提供していることを当たり前と思ってしまう多くの日本人の考え方は異常といえます。
手数料が取られることを批判してる人は銀行が潰れても文句は言えないです。
口座維持手数料は銀行が生き残る一つの手だからです。
きっと手数料取ることに文句を言ってる人は銀行が潰れても文句を言うと思います。
『なんで潰れてるんだ!ちゃんと経営しろ!』
と。
合理的に考えれば当たり前のことだと私は考えます。
○これからの展望
・一つの銀行口座に集約されていく
個人や法人がそれぞれ持っている口座は、その中の一つに集約されていきます。
複数持っていても手数料だけが掛かるからです。
そうなると、都内の地銀や信金はさらに苦しい状況になる可能性は大いにあります。
・お金持ってる人は複数口座になる
1000万円までは補償されます。
しかし、1000万円を超えると補償されません。
そのため、各金融機関に1000万円ずつ預けたり、LINE PAYなど、複数のポケットに分散することになると考えられます。
・窃盗、強盗、詐欺などの犯罪増加
この件を聞いて、すぐにタンス預金をする(した)人が増える(た)と思います。
特に高齢者は多いと予想します。
そこを狙って、悪い人たちが動き始めると思います。
あくまで予想です。
備えあれば憂いなしなので、気を付けましょう。
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